2018/10/12

VOICE 36/頭痛・緑内障・冷え性

 高校三年生の時の胃潰瘍に始まって20年以上、私は病院と薬なしに過ごした事はありませんでした。鍼灸院にもあちこち行きましたが、体の不調は治りませんでした。帯広に来た当初も体はがたがたで、東京への病院通いは続いていました。鍼灸の治療も続けようと、電話帳を調べて、一軒一軒見て歩きました。その中で東方鍼灸院の外観がなんとなくよい雰囲気でしたから、もしあまり感じよくなかったら、すぐにまた他を探すつもりで、とりあえず施術を一回受けてみました。

 ところが、なんと、この先生の鍼は今まで受けたどの治療院よりも体に抵抗なく、しかも、効果が持続したのです。今まで、結構評判の高い先生から治療を受けていたのですが、真っ暗闇にさっとひとすじの光が射すような感覚は、この時が初めてでした。

 以来、三年間、ずっと東方鍼灸院の施術を受けています。あちこち具合の悪いところだらけだった体が、少しずつ薄皮をはぐように軽くなっていき、気がついたらすっかり元気になっていました。東京にいた頃は、桜満開の4月になっても重ね着し、手袋なしに外出することはありませんでした。それが今は零下2度でも素手で歩き、今日は暖かいなと感じるようになりました。

 また、長年の緑内障で、衰えていく一方だった視力が回復したのにも驚いています。今までは、毎年検眼しては作り替えていた眼鏡を、この3年間一度も作り替えることなく使用しています。いつもぼうっとして重かった頭がお灸をしていただくうちに、だんだんとすっきりしていき、今は、長時間集中して仕事が出来るようになりました。ずっと昔、学生だった頃の集中力が戻ってきたようです。最近、すっかり鎮痛剤を飲まなくなっていることに気付き、胃薬、風邪薬とも縁が切れて、心身共に健康になりました。
1993年 帯広市 女性

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