2018/10/17

VOICE 45/視力・チック症

 私の子供は現在、中学1年生の男の子です。小学校5年生の時、家庭環境が、ある事情で一変してしまい、転校、親の不安とあらゆるものが重なってしまい、5年生の後半頃から体の筋肉が引きつるように動き、学校から帰ると疲れがひどく毎日眠ってばかりでした。食欲もなく体の動く事で友達ともうまくつき合っていけなくなり、積極的な子がすっかり何事にも自信をなくしてしまいました。

 筋肉の動きが一番ひどい時はある鍼灸院の先生が鍼をするのがこわい位だったとおっしゃっていました。知り合いの内科の先生から、チック症と診断され、神経科に紹介状を書いていただき、通院して5ヶ月位たった頃、動きが一時治まりました。現在は1年に2回ほど通院しておりました。

 中学生になり、休んでいた野球を始めました。春頃にボールが見えづらいと目を充血させている事が多くなり、眼科に行きました。視力が右0.7、左0.8で遠視に乱視が混ざっているので、眼鏡をかけるようにと言われ、眼鏡を使う事になりましたが、その頃から背中の痛み、肩の痛みを訴えるようになり、首を振ったり、背中の筋肉が引きつるようになり、勉強で鉛筆を持って物を書いている時など、手や背中に汗がびっしょりになっていました。

 背中をマッサージしたり、灸をしたりしていましたが、職場の上司に東方鍼灸院の話を聞き、お世話になる事になりました。目とチック症の両方の治療をしていただく事になり、初めての日はマジックを見ているようでした。背中の痛みが見てる間に楽になり、0.5だった視力が治療後、0.7になっておりました。いつも体を動かさないようにと、硬い表情がずいぶん変わってきました。先生の舌診で子供の特徴をずばりとおっしゃった事にもびっくりしました。

 視力は、毎回伺う度に0.2〜0.5位上がり、5回目には2.0になりました。現在は、目に疲れが全くなく、背中からお尻にかけての動きは、すっかり良くなりました。もっと早く先生を知る事ができたら、子供をこんなに長い間、苦しい思いをさせないですんだのではないかと感謝の気持ちと心強さでいっぱいです。
1989年 浦幌町 中学生 男子

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