2018/09/10

VOICE 08/花粉症、副鼻腔炎、多汗症、月経前症候群、冷え症

 私が東方鍼灸院 の吉川先生と巡り会えたのは、インターネットのホームページがきっかけでした。3年前帯広へ夫の転勤で来て、数日で娘を出産し、慌ただしくも楽しい育休生 活を1年送り、仕事にも復帰して試行錯誤しながら1年が経過した頃でした。娘が保育園生活でしょっちゅう風邪を引くためか、私もしょっちゅううつっては、 症状がある中で仕事もせざるを得ず、長引くということを繰り返していました。春ごろは元々シラカバ花粉症もあり、風邪をきっかけに副鼻腔炎を併発して、長引いて顔面痛、頭痛と嫌な臭いで苦しい毎日が続いていました。
 
 私は医師ですが、副鼻腔炎に抗生剤の効果は限定的であることなど知っていましたし、対症療法や漢方の併用などをしていました。それでもなかなか良くならず、元々の肩こりや冷えなども今いちだったので、ふと、以前、鍼灸治療をしていたことを思い出して、帯広で信頼できる鍼灸院はないだろうかとgoogleで 検索しました。
 
 鍼灸院はいくつかヒットしましたが、一番詳細で、どんな信念を持って、どんな治療を行っているのかが明確なホームページが東方鍼灸院のものでした。そして、私が最も惹かれたメッセージは教育に力を入れているということのメッセージ性でした。医師の世界でも教育に力を入れていて、学びたい者を積極的に 受け入れ、時間や労力をそこにさいている施設、集団は優れていることが多いと思っていたので、きっと素敵な先生だろうとホームページの文章から感じて、電話を掛けることにしました。
 
 そんな私の期待はお会いしてみて、確信に変わりました。穏やかで優しい空気感と話をしているととても熱い想いが伝わってきて、また70歳とは思えない若々しさと全国に足を運ぶフットワークの軽さもとても見習いたいと思う素敵な先生でした。そして一緒に働かれているスタッフの皆さまも暖かい声掛けをしてくださるだけでなく、私のとても初歩的な鍼灸医学への質問などに真摯に答えてくださったり、いくつも参考書を紹介してくださいました。
 
 私の治療効果について、これを読む方の参考になればと思いますので、お伝えいたします。当初の症状であった副鼻腔炎は時間経過もあったとは思いますが、鍼灸に通うようになってから繰り返すことが本当に少なくなり、その次の春は花粉症や副鼻腔炎を起こすことがありませんでした。花粉症の時期の目のかゆみなども、すっと良くなり再発しないことはありがたいものでした。
 
 他に通院していての身体の変化で特に感じたものは、人生の間ずっととも言って良かった手足の多汗症がとても改善し、いつも仕事が終わる夕方でも足がしめることがなく、サラサラしていることにとても驚きました。次には毎月の月経に伴う月経前の黄体期に起こる全身の筋肉痛や偏頭痛がすごく軽くなり、月経周期も28-30日できっちり来るようになり、出血の仕方も塊 がでることが減り、4日ほどですっと終わるという心地よいものになりました。
 
 それでも忙しく、なかなか通院できなかったり、ひどく疲れたなーと感じてから受診したときほど、その時の効果も実感され、施術が終わるとすごく身体が軽 く、楽になるのをはっきりと感じやすかったのも印象的でした。
私は冷えも強かったので、温灸(棒灸)がとても気に入り、先生はローラー鍼や温灸も売ってくださるので、自宅用も購入して、寝つきが悪い時や冷えが辛い時など自宅でもできるようになりました。
 
 なかなか経絡や経穴はせっかくなので勉強しようと思いましたが、体系的に掴むのは難しく、ただ、ぬるく感じる気持ちいい場所に温灸すればいいというのはと てもわかりやすく、自分でやってもそれなりに効果もあり、何より心地よいので、とても良いことを教えていただいたと思っています。まだ患者さんに自分が応 用できるまでには自信はありませんが、いつか西洋医学と東洋医学を組み合わせて、色々な症状に苦しむ患者さんのお役に立てるようになりたいと、自分が治療していて改めて強く思うようになりました。また保険診療のシステムなどの上でも共に協力できるシステムになっていったら良いのにと思います。
 
 私のセルフケアとしても鍼灸治療がともにあることはとてもありがたく、これからも上手に身体と対話していきたいと思っています。そしていつかもっと学んでみたいと思っています。残すところあと少しでまた転勤することになりました。帯広生活で東方鍼灸院 と吉川先生にお会いできたことに心より感謝しております。もし、すごく体調不良になったら帯広まで受診するかもしれません。そして、ともに患者さんを診る 者として、学会など学びの場でお会いできることもあるかもしれないので、楽しみにしております。まだまだ先生から学びたい人、先生に診療してほしい人は私 を含めてたくさんいると思います。どうぞご自身のお身体も大切に、生き生きとご活躍されますことを願っております。
 2013年1月 帯広市 女性

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