2018/09/10

VOIVE 07/交通事故後遺症

 初めて東方鍼灸院に行ったのは高校生の時でした。近視があり、眼鏡はかけさせたくないから、と新聞の広告に出ている鍼灸院に行ってみようと母に東方鍼灸院 に連れて行かれました。最初に治療をしてもらう時は、鍼は痛いと思っていましたが、髪の毛程の細さの鍼は全く痛くなく、視力はぐんぐん良くなり、眼鏡をかける事もなく大学受験を終えました。その頃から東洋医学が好きでした。薬学部卒業後に帯広に戻ってきて数年、いつも調子が悪い私に、母がもう一度吉川先生の鍼灸院に行ってみたらどうかとアドバイスしてくれました。

 数年ぶりに東方鍼灸院に行くと、昔と変わらない吉川先生、そして鍼の治療は皮膚の上に置いてテープで止めるだけに変わっていました。以前の鍼を刺す一瞬のちくりとする痛みがなくなり、モグサの匂いに癒されながらの気持ち良い温灸に、私の身体はとても楽になりました。

 仕事柄、沢山の薬に囲まれており、西洋薬の服用も作用機序的に効果があるのは良く分かっています。でも、薬には主作用以外に副作用があり、薬の代謝・排泄には肝臓・腎臓に負担をかける事を考えると余り飲みたくはありません。サプリメント、エステやアロマテラピー、足つぼ等色々やりました。他の鍼灸院も行きましたが世間一般のイメージ通りの鍼の痛みがあり、電気をかけて揉む物でした。私には、吉川先生の治療が合っている事が良く分かり、それから週に1回、 10年近く通っています。

 車の事故でむちうち症になって以来、頭痛、肩こり、そして仕事が忙しくなると、眩暈や耳が詰まる症状に悩まされておりますが、毎週東方鍼灸院に行く度に頭が軽くなり、羽がついたように元気になります。

 仕事柄、漢方薬メーカーの勉強会に参加することがあります。セミナーの内容は先生が患者の私たちに説明する内容と同じ事が多くあります。脈を診て、お腹を触って、舌を診て治療をしてくれる。漢方薬の様に時間がかかる物ではなく、鍼灸には即効性があり、そして私の体では数日の持続性があります。素晴らしい治療をしてくれる鍼灸院が、この帯広にある事がとても嬉しく、誇らしく思います。
2012年11月 帯広市 女性

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