2018/09/10

VOICE 27/脊髄小脳変性症(多系統萎縮症)

 4月から東方鍼灸院の吉川院長を始めスタッフの皆さんによる治療が始まった。これまでの治療で改善が見込める内容についてまとめてみました。

①痛みが忽然と消えたこと
 当初は半信半疑でありましたが、治療中、痛かったふくらはぎが「あっ」と言う間に全く痛くなくなったこと、腹部の圧痛、首周りの痛みが忽然と消えたことにはびっくりした。

②睡眠時間を確保
 頻尿で就寝後には、2時間おきに小便のため起き十分な睡眠が取れないでいたところ、治療したその夜から、4~5時間は起きなくなり睡眠時間を確保できるようになりました。有難いことです。

③発汗の改善
 代謝が悪く、ここ1~2年は汗をかいていないのに、初めて治療した翌日の風呂上がりには玉のような汗をかくようになり、必然的に体重も若干減った。
 土曜日の午前中、機能訓練型デイサービスに通ってエアロバイク(10分)による筋力トレーニング・有酸素運動やウォーキングマシン(8分)や平行棒による歩行訓練などをしているが、これまで汗一つかかなかったが、6月中旬になってからじわ~っと汗をかくようになった。
 また、毎朝体温を測っているが、治療した日から2~3日は体温も35度台から36度台に上昇し、冷たかった足の先や腰部などは温かくなってきた。

④目の照準があう
 これまでは事務室から外を見て4人の客人が来たと思っていたところで、いざ、事務室に現れた人は2人だったという経験がよくあった。
 治療を受けてから1ヶ月が経った頃だったと思うが、所用のため釧路へ車で出かけた時、助手席に座りながら何気なく遠くの道路をぼんやり見ていたところ、何と、遠くから続く道路のセンターラインが真っ直ぐに見えるではありませんか。
 横目で車のサイドを見てみましたが、残念ながらX式にダブって見えました。また、同じ方向を走っている車の後ろのナンバーは読めましたので、試しに対向車のナンバーを確認してみたのですが、桁数は何とか分かりますが、さすがに数字までは読めませんでした。
 治療室の天井のクロスで視力の回復度合いを確認したところ、天井のクロスの模様ははっきり見え、正面からはクロスのラインがほとんど真っ直ぐに見えるのですが、ダブつきが目のどのエリアか確認したところ、目の左右は端から中央部に向かってX式にダブついていました。
 また、治療の前後に視力検査をしたところ、視力が若干回復していてそれも左右とも同じ視力だったから、照準を合わせやすいのだなと感じた。

⑤単独歩行
 治療前は妻の両肩を支えにしていましたが、治療を受けると20歩ほど単独歩行ができ、これまでは目が回って振り向くことができなかったのですが、何の支えもなく立ったままの状態で自然に振り向いていました。
 また、治療後、鍼灸院 の玄関横のスロープも手すりを使ってではありますが、単独に歩行して降りることができました。デイサービスのスタッフに週に一度ワンボックスカーで迎えに 来るのですが、車から降りる際の足の運びが機敏になったと驚いていました。治療室のベッド上で仰向けからうつ伏せに体制を変える際、機敏な動きで自分でも びっくりした。
 さらに、治療室のベッド等から立ち上がる際、いつもなら何かを支えにしないと立ち上がれなかったものが、治療を受けると自力で立ち上がることができました。

⑥表情が豊かに
 当初は、表情をつくれず「むすっ」とした顔でしたが、2回目の治療から表情が豊かになり、さらに、治療中に感じるツボを確認され、その都度、即答することによって、発音練習のリハビリにもなっているのかなと思う。
  以上の通り、改善された身体の変調を羅列しました。これからも様々な改善を期待したいが、そんなに急激な改善は高望みである。ただ体調が悪くなるのを、ただただ待っているだけなのは御免だ。少しでも進行が遅くなり自分で出来ることを増やしていければと思います。やはり医療を長く続け、少しずつで も地道に改善されればと思います。
2017年6月 帯広市 男性

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