2018/09/10

VOICE 11/アレルギー性皮膚炎

 私が東方鍼灸院に初めてお世話になったのは2012年の冬のことです。北海道から東京に引っ越して3年目を迎え忙しく働いていたある日、身体中に湿疹が出始め、それは次第にまるでアトピーのように広がり、じくじくと汁が滲み出し、特に下半身がひどかったため、ストッキングがその汁で皮膚にはりつき乾き、ストッキングを脱ぐたびに皮が剥けるようになっていました。
 
 当然のことながら近所の皮膚科に行きましたが、気休めの塗り薬をもらっただけで、原因を聞いても「まあ、年を取るといろいろありますから」としか 言ってもらえず、塗り薬を塗っても症状はまったく良くなりませんでした。おそらくストレスと疲れ、もしかして東京に引っ越したことで水が合わないのかもしれない、と思い、なるべく睡眠時間を多く取るようにして数ヶ月、一時期のひどい状態は脱したもののそれでも両膝の裏側だけは、ずっと治らないどころか、疲れると汁が出てストッキングの色が変わるため、膝が出るスカートははけなくなっていました。これは一生つき合って行かなければならないのかなあ、とあきらめていた頃、たまたま帯広に行き、東方鍼灸院に行くチャンスがありました。
 
 鍼灸と言えば肩こりなどを治すもの程度の知識しかなかったため、まさか湿疹にもいいとは考えていなかったのですが、担当の先生は細かく症状を聞いてくださり、丁寧な治療の後、半信半疑で家に帰りました。驚いたのは次の朝です。湿疹が出始めてから1年あまりで初めて、膝の裏がかさかさに乾いていたのです。それからかさぶたのようにかさかさの皮膚がとれ、3、4日で膝の裏がきれいになり、完治してしまったのです。1年間悩んでいたのはなんだったんだ!という驚きしかありませんでした。先生が治療中つぶやいていた漢字だと思われる単語は全然理解できませんでしたし、失礼ながらまったく期待していなかったために驚きも大きく、また調子が悪くなったら是非行きたいと考えております。
2013年8月 東京都 女性

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